年賀状のマナー
年賀状は一般的な手紙ではありませんから、基本的に用件は書きません。今後の指導、変わらぬ親交を願う言葉、相手の健康や幸福、繁栄を祈る言葉を書きましょう。
いずれにしても形式的な表現です。今後の指導、変わらぬ親交を願う言葉なら、「本年もご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。」、「本年も変わらぬお付き合いのほど宜しくお願い致します。」、「本年も一層のお引き立てのほど宜しくお願い致します。」です。
相手の健康、幸福や繁栄を祈る言葉なら、「皆様のご多幸と繁栄をお祈り申し上げます。」「皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。」「貴社ますますのご発展と皆様のご活躍を祈念いたします。」などです。
このように、相手の健康、幸福、繁栄を祈る言葉というのは、年賀状の本来の意味からみても、一番大切な言葉ということになるでしょう。
そして、年賀状の一言添え書きです。心のこもった一言を、送り先にあわせて添えることでぐっと印象が良くなります。これは、日頃お世話になっていることへのお礼、自分の今年の抱負、今後の親交を願う主旨の言葉を書き添えます。
年賀状だけの連絡になっている知人・友人も多いと思いますが、その場合は特に、近況報告、家族の様子などを添えるといいと思います。殆どの人がパソコンで年賀状を作成すると思いますが、手書きで個別のメッセージを書き加えると印象が良くなります。