年賀状の注意点
年賀状では避けたい表現というものがあるので注意しましょう。
年賀状の忌み言葉となるのは、「衰える」、「破れる」、「枯れる」、「失う」、「滅びる」、「倒れる」などで、これは使いません。
「去る」も避けたい言葉なので、「去年」とはせずに「昨年」、「旧年」などと書きましょう。
そしてうっかりやってしまうのは賀詞や年号の重複です。サンプルの素材に賀詞が既に含まれている場合は、賀詞を更に書く必要はありません。賀詞を使ったら、添え書きには賀詞を書かないものです。「元旦」や「一月一日」も重複しがちです。年号は西暦で表記してもいいのですが、元号と西暦の併記はしないようにしましょう。
間違いやすい表現というのもあります。誤「新年明けましておめでとう」、正「明けましておめでとうございます」です。それは「新年」と「明けまして」は意味が重複しているからです。
誤「○○年 一月元旦」、正「○○年 元旦」です。元旦というのは1月1日の朝という意味ですから重複表現になります。誤「A Happy New Year」、正「Happy New Year」。日本国内では年賀状は年越しの後に届くからです。
このように意外に知らずに使ってしまっている年賀状の間違いがあるので気をつけましょう。特にビジネス年賀状では気を配りたいものです。仕事の一環としての年賀状なので、礼儀正しい文章を書くよう心がけましょう。ちなみに、年賀状の引き受け開始は12月15日からです。元旦に年賀状を届けるには、12月25日までに差し出しましょう。